2009年8月30日日曜日
Second Lifeで百万長者が誕生か?
Second Lifeで不動産王となったのは、同仮想世界でAnshe Chungと名乗る人物(本名はAilin Graef氏という)同氏のプレスリリースによると、Second Lifeに最初に投資した9.95ドルが、こちらの現実世界の資産や通貨に換算して100万ドル相当にふくらんだという。
Graef氏は自身のウェブサイトに、「Second Lifeに最初に投資した9.95ドルが、わずか2年半の間にここまで膨らんだことを考えると、Anshe Chung氏の取り組みは驚くに値する。Anshe/Ailinは、仮想世界の不動産を少しずつ購入しては、それを整備したり、テーマ性のある建物や空間作りをして、人に貸し出したり販売したりしてきた。こうして富が築かれたのである」と書いている。
なかにはこのニュースが信じられないという人もいるかもしれない。Chung氏の特集記事を執筆したBusiness WeekのRob Hof記者も、このニュースを疑っている人の1人だ。同氏は米国時間11月27日午前、仮想世界で100万ドル稼げるという話は信じがたいとする記事を公開している。
Graef氏によるプレスリリースの真偽のほどはともかく、Second Lifeはビジネスとして大きいし、ほかの市場と同じように少数が多数を支配している。そして、Chung氏がそこで圧倒的なシェアを握っていることに疑いの余地はない。
同氏が本当に100万ドル相当の富を築いたのか否かが明らかになることは恐らくないだろう。しかし、同氏のPR能力が優れていることは確かだ。それだけでも同氏にとっては相当な価値があるだろう。
Posted by Daniel Terdiman(CNET News.com)
2009年7月17日金曜日
仮想空間人口が爆発,登録者数が38.6増の5億7900万人に
2009年1月22日木曜日
リンデンラボ、セカンドライフアイテム売買の「Xstreet SL」と「OnRez」をM&A
リンデンラボ、セカンドライフアイテム売買の「Xstreet SL」と「OnRez」をM&A
セカンドライフを運営するリンデンラボが、セカンドライフ内のアイテムをWebサイト上で売買できるアイテム通販サイト「Xstreet SL」(旧名称:SL Exchange)と「OnRez」を買収した。
両サイトはどちらも世界中のセカンドライフユーザーに認知されているアイテム取引市場。特に「OnRez」はアイテム売買だけでなくオリジナルのセカンドライフビューワもリリースしリンデンラボから商業認可を受けている。
既に両サイトのロゴはセカンドライフを加えたものに変更されている。近日中にはアカウントも統合される予定で、それに伴いOnRezは2月11日を以って サービスを停止するとのこと。リンデンラボの公式ブログでは、OnRezユーザーに対し、サービス停止日までにアカウントに残っているリンデンドルを引き 出しXstreetに移しておくよう呼びかけている。
http://blog.secondlife.com/2009/01/20/xstreet-sl-and-onrez-to-join-linden-lab/
Xstreet SL
http://www.xstreetsl.com/
[ 海外ニュース ] (2009年01月21日 15:42)
2009年1月13日火曜日
セカンドライフユーザー微増の兆し
「最近日本ではSLが過疎化してるとか言う話をまだしてる方は多いのですがSLの常時ログイン数は多国語対応を完了させてから多くなっています。Alexaのsecondlife.comのチャートを見ると底を打って右に上がろうとしてるように見えます。あくまでWebアクセスなのでインワールドにはそのまま比例しませんが指標にはなるでしょう 」
Alexa Traffic History Graph for secondlife.com
http://www.alexa.com/
SLZIN.HLDGS.Japan / Akko Yoshikawa
http://www.slzin.com/
2009年1月7日水曜日
2009年はいきなり地価が上昇!?
2009年はいきなり地価が上昇!? - セカンドライフ三面記事
1 シム価格が値上がりする事情
2009/01/06
2009年1月から、Second Life(セカンドライフ)の土地の価格が大きく変わります。セカンドライフの土地には、運営会社のリンデンラボが直轄する「メインランド」と、リンデン ラボから"島単位で土地を買った"個人や会社などが運営している「アイランド」があります。このアイランドの中の、ある種類のシムの価格が上昇するので す。
75ドルから125ドルへ……その裏事情とは
アイランドは256×256平方メートルのシム単位で購入でき、自由度の高い使い方ができる点が特徴です。シムを自分の店や家などに使うばかりでな く、小さく区分けして住宅用や商店用に販売することもOK。日本の土地デベロッパーさんたちも、日本語環境の充実した観光地や商業地や住宅地を造っていま す。シムは、見方を変えるとレンタルサーバです。つまり、サーバのレンタル料金が値上がりする、というわけですが、世界的不況のまっただ中、月の使用料75ドルから125ドルへ変更というリンデンラボのアナウンスは大きな反響を呼びました(詳細はこちら)。
75ドルから125ドルへの急騰は、それなりの背景があったようです。
価格の上がるシムは、オープンスペースとか環境シムと言われているものです。環境シムは、2008年春に75ドルで購入できるようになったばかりの 新しいタイプのシムでした。普通のシムは、初期設置費用が1,000ドルに月間使用料が295ドルですが、環境シムは初期設置費用が250ドルで月間使用 料75ドル。約1/4の価格です。
なにゆえ、このようにお得な価格だったのかというと、それには理由があります。環境シムというのは、そもそもの目的がアイランド周辺の風景用、つま り、人やビルの建っていない海や草原として提供された土地だったのです。アイランドを購入した人のみ購入可能で、CPUの割り当ては一般のアイランドの 1/4です。一般のアイランドがひとつのCPU(サーバ)を丸々独占できるとしたら、環境シムは4シムをひとつのCPU(サーバ)でまかなっていることに なります(実際の割り当てはもっと複雑で、だんだん向上しています)。
リンデンラボとしては「そういうシロモノなので、ライトユースでお願いします」といったことを説明して環境シムを売り出したのですが……幸か不幸 か、一般のシムと同じように使えてしまいました。普通のシムと同じ広さで、普通のシムと同じ建物が建てられ、セカンドライフ内の検索に広告も出せて、たく さんのお客さんが入場可能で、しかもお値段4分の1、なのです。CPUの割り当てがどうこうといった面倒なことにこだわらない人や、見なかったことにした 人が、環境シムをどんどん購入して、新たなシムが増えていきました。
ただ、どんな問題が起きるかは想像に難くありませんよね。普通のシムでさえタイムラグやクラッシュに泣かされる世界です。たまたまひとつのCPUに 割り当てられた4つの環境シムが、繁盛する街だったとしたら、大きなライムラグや頻繁なクラッシュなどが、ますます起きてしまうでしょう。混雑する3つの シムと、ヨットレース用の海だけのシムが同じCPUに割り当てられたりしたら、ヨットレース用に購入した人は、お気の毒です。また、つながった世界ですか ら、1シムの問題が広くシステム全体に影響を及ぼすこともあるかもしれません。普通のアイランドを購入した古参ユーザーさんの不満もあおりそうです。
新シム「ホームステッド」を提供
ところで、以前にレポートしたように、モールにお客さんを呼び込むために、ボットを投入したトラフィック稼ぎがセカンドライフでは珍しくなくなってきました(関連記事)。実質的なユーザーのいないダミーのアバターをたくさん作り、自動プログラムで自分の店に散在させ、混雑した人気ショップを装いセカンドライフ内の検索で上位にランクインさせる方法です。
別の視点から見ると、不自然なオーバーロードを自分の都合で作っているわけで、そんなことを環境シムでやっちゃう人がたくさん出てきたら……放任主義のリンデンさんも手をうちますわな……。
月間使用料75ドルから125ドルへの変更は、猛烈な反発もあり、結局のところ次のようになりました。まず、環境シムはビルなどを建てられない仕様 にして現在の料金のままで存続します。そして、ビル建設が通常のシムの4分の1に制限された「ホームステッド」シムが新たに設けられます。こちらの価格は 最初は月額95ドルですが、2009年7月には125ドルになる予定なので、お値段は普通のシムの1/2近く。
環境シムを海や野原として使っていたユーザーは少数らしいので、手短にいえば、多くの環境シムの上に建設されていた店舗などは、ホームステッドとし て約3/4を削除し、使用料の60%以上の値上がりを受諾するか、または、通常のシムに移行しなくてはいけないということになります。シムの使用料が値上 がりするのですから、シムのオーナーさんから土地を買っている(孫レンタルともいえるかもしれません)人も、土地使用料が上昇することは、想像に難くあり ません。
あ、そうです。今後の変更点のひとつとして、環境シムか、普通のアイランドか、またはホームステッドのシムなのか、表示されるようなるのだそうです。今は、メインランドかそれ以外の土地で所有者は誰か、といったことはわかるのですが、それだけでは不十分だったのでしょう。
メインランドはどーなる
ところで、メインランドについても、土地の使用条件にちょっとした変更がありました。メインランドの風景をエゲツナイものにしているひとつが、節操のない広告でした。それが禁止になったのです。
メインランドの土地は、ユーザーさんの間で売買ができ、価格は自由に設定できます。維持費はリンデンラボに直接支払い、価格は一定しています。セカ ンドライフでの土地売買の最小単位は16平方メートルのようなのですが、16平方メートルの小さな土地を、随所に購入し、そこに空方向に長く伸びる巨大な カンバンを出している業者さんがいました。そういったカンバン広告が禁止になりました(詳細はこちら)。
土地の所有者の境界線を表示してみると、こんな土地がありました。小さな四角のそれぞれが16平方メートルで別の所有者です。オレンジ色の枠は売り出し中を示していて、チェックすると、99リンデンドルから9,999リンデンドルまでありました |
これって、広告を出すためという、普通の使い方をしていたところもあるでしょう。でも、まとまった土地を購入したい人が周囲の土地を買って、敷地内 に残った最後の16平方メートルをやむなく高い価格で買う、といったことも起きていたでしょう。または、目障りなカンバンだらけにして土地を安く手放させ る、といった使い方もあったかもしれません。
こういった広告を出していた会社は、散在する16平方メートルの土地をもてあましているように見えます。でも、環境シムを手放す人も出そうな中、目先のきく人たちにとっては、この16平方メートルが、新たなビジネスチャンスになっていくのかもしれません。
メインランドは、2008年前半に集中的に追加拡張されたと聞きます。建物が建てられることもなく売りに出されている土地もあります。最初から投機目的の、いわゆる土地ころがしでしょうか。そういう人には、環境シムの変更はうれしいニュースなのかもしれません。
2008年末のメインランドの土地価格は、条件のよくない細切れの土地の最安値が1平方メートル当たり約3リンデンドル。一方、人気の高い海に面し た土地などは1平方メートル当たり20リンデンドルを超える強気の価格をつける売り主もいます。メインランドの1シムまるごとを約37万リンデンドル(1 平方メートル当たり約5.6リンデンドル)で売り出しているところをみかけましたが、1ドルを262リンデンドルで換算すると約1,400ドルですから、 アイランドの初期設置費用の1,000ドルより高い費用です。なお、月間使用料は1アイランド当たり295ドルに対し、メインランドで丸々1シムを所有し たときの土地の使用料は195ドルです。
"お金"ばかりが注目されたセカンドライフだけど……
一時期、セカンドライフで儲けた・儲けよう・儲けたい、と騒がれたビジネスの大きな柱が、セカンドライフでの土地の取り引きです。土地ビジネスの才 覚のカケラも持ち合わせていない筆者ですが、このヘンテコな世界で出会った世界中の友人たちと細くても長くつきあっていきたいので、こういった少しづつの 軌道修正が総合的に良い方向に向かっていってほしいと心から願っています。
こ んな地図を見かけました。メインランドのみの大陸地図です。現在、7大陸があり、数字は大陸ができた順と注釈してあります。4番目にできた大陸の名前に は、SatoriとMaebaleiaとJapanese Continetの3つが並記されてます。セカンドライフには、ニッポン大陸があったんですね…… |